「世界性の健康デー」シンポジウムin山梨の報告

 9月4日は、性の健康世界学会が制定した世界性の健康デーです。

 「性暴力の根絶に向けてー山梨の被害者支援の実態と課題」というテーマで、エンパワメントアフロッキーは、シンポジウムを9月3日に、韮崎市民交流センターで開催しました。

 第1部では、佐々木由紀さん(やまなし性暴力被害者支援センター センター長)から、事例をもとにした支援の状況等についてお話をうかがいました。

  第2部は、コーディネーターに伏見正江さん(女性ヘルスエンパワメントネット代表・山梨県立大学名誉教授)をお迎えし、佐々木由紀さん(やまなし性暴力被害者支援センター センター長)、佐藤久子さん(女性相談所 所長)、女性の人権サポート・くろーばーさん、髙橋諒さん(都留文科大学性教育サークルSexology 代表)と望月理子(エンパワメントアフロッキー代表理事)の5人のパネリストによるシンポジウムでした。当事者に寄り添った長い期間にわたる支援、自助グループの活動、暴力の構造、性的同意、対等な関係づくり、予防教育等について、参加者とのやり取りも含めて議論を深めることができました。30名の参加者の皆様のご理解とご協力に心から感謝します。

 啓発活動や予防教育の重要性、そして支援のつながりを痛感しました。性暴力の根絶に向けたさまざまな取り組みの輪がさらに広がっていくように努めたいと思います。