エンパワメントアフロッキーは、山梨県立男女共同参画推進センター(ぴゅあ総合)の市民企画講座として、同センターにおいて、「世界性の健康デー」シンポジウムin山梨2026を、9月6日に開催しました。大学生、女性支援や子ども支援に関わっている民間団体や行政の職員、福祉保健や男女参画に関わる行政の職員、助産師、薬剤師、「性の権利」や「子どもの人権」等に関心をもっている方など、40人が参加しました。
伏見正江さん(山梨県立大学名誉教授)の基調講演から始まりました。伏見さんからは、『わたしを守る・あなたを守るー「性の権利を」すべての人にー』というテーマのもと、『世界性の健康デー』の意義についてお話をしていただきました。世界情勢を踏まえつつ、ジェンダー平等がなかなか実現しない日本の危機的な状況について問題提起がなされました。
シンポジウムでは、パネリストとして、青柳明美さん(女性の人権サポーター・くろーばー)、高橋諒さん(都留文科大学修士課程2年)、渡辺千奈美さん(県女性支援センター所長)が登壇してくださいました。青柳さんからは、女性支援の現場の実態について事例を踏まえた提案がなされました。DVや性暴力被害者の支援に直接関わっている青柳さんのお話は、心に沁みるものがありました。高橋さんからは、包括的性教育やユースクリニックの必要性について、自身の研究に基づいた提案がなされました。「性的同意」について分かりやすく説明していただき、理解を深めることができました。渡辺さんからは、山梨県の女性支援の取組における現状や課題について、データをもとに説明していただきました。「女性支援新法」に基づき、関係機関が連携して女性支援を推進していること、センターの人員を拡充して体制強化を進めていることなど、本県の実態と県立の女性自立支援センターがないなどの課題を知ることができました。
その後、4つのグループに分かれ、話し合いが行われました。それぞれの立場から、仕事や生活の中で感じていることを率直に出し合い、考える場となりました。参加者からは、これからに向けてどんなことができるのかという積極的な意見が多数出されました。「今日学んだことを身近な人に伝えて、話し合っていきたい」「教育や保育の現場で包括的性教育をどのように実現していくのか、広く考えていく必要がある」など、充実した話し合い・共有ができたことは成果でした。どのグループの皆さんも、もっともっと話し合いたい様子でした。
多くの市民の皆さんとともに、「性の権利」をすべての人に届けたい思いを共有できたことは、NPO法人エンパワメントアフロッキーとして嬉しく思います。引き続き、「暴力のない社会の実現、ジェンダー平等社会の実現」というミッションに向けて活動を進めていきたいと思います。


